他のシーズンにはない注意点や持ち物も多く、ハードルの高い冬キャンプ。
今回は我が家が実践している冬キャンプの寒さ対策と必需品を紹介したいと思います。
目次(気になる項目をクリック)
キャンプ場&テント選び
冬対策① 寒すぎないエリア
初めての冬キャンプ挑戦なら寒すぎないエリアを選ぶのがお勧め。
家から同じ距離・時間でも向かう方面によって、気温も大きく変わってきます。
状況によっては雪の降る可能性もあるので、キャンプ予定日の天気予報は要チェック。
積雪の場合にはスタッドレスタイヤの準備も必要です。
我が家は暖かさを求めて、よく伊豆や館山エリアに行っています
冬対策② 電源付きサイト
電源付きサイトであれば、電気毛布やホットカーペットが使い放題。
ポータブル電源と違って、残量を気にせずに電源を使用できるのは、大きなメリット。
使用制限があったり、使い過ぎでブレーカーが落ちることもあるので、使用量は常識の範囲内で程々に!
電源サイトを使用する場合には、延長コードが必要。
無料貸し出しのキャンプ場もありますが、別途料金がかかるケースが多いので、1つ持っておくと便利。
電源付きサイトを何度か利用すれば、すぐに元が取れると思います。
電源サイトでない場合は、ポータブル電源で電源を確保。
大型のポータブル電源なら、電池残量を気にせず、使いやすい。
電源サイトのないキャンプ場も選びやすくなります。
冬対策③ お風呂で温まる
冷え切った体もお風呂に入って温まり、寝袋に入れれば、夜もぐっすり就寝。
キャンプ場内にお風呂設備があれば、湯冷めすることもありません。
キャンプ場内のお風呂を利用する場合は、タオルやボディソープ、シャンプーを忘れずに!
あまり早いタイミングで入ってしまうと、逆に体が冷えてしまうのでNG。
遅くまでやっている場合には、寝る直前にお風呂に入ります。
お風呂に入ったら焚き火はせず、ストーブで暖まったテント内でゆっくり。
シャワーのみの場合には、逆に体が冷えるので、利用しないことも多め。
ドライヤーの有無もお風呂に入るか入らないかの判断ポイントになります。
お風呂のあるキャンプ場をまとめているので、こちらの記事も参考にどうぞ。
冬対策④ テントサイズ
他のシーズンに比べて、テント内にこもる時間が長いのが冬キャンプ。
ストーブや荷物を置いても、テント内でゆったり過ごせるサイズのテントがお勧め。
2ルームテントは、ストーブの管理がしやすく、我が家の冬キャンプでは引っ張りだこ。
寝るまではインナーテント内、子供たちが寝始めたらリビングに移動させて、子供たちが石油ストーブに手を触れないようにしています。
冬対策⑤ ポリコットン生地
冬キャンプで使用するテントは、ポリコットン(TC)素材がおすすめ。
TC素材はポリエステル素材に比べて、暖かい空気を逃しにくい特徴を持っているので、冬キャンプにぴったり。
結露しにくく、テント内で過ごしていて、結露でベチョっと濡れる心配もありません
冬対策⑥ スカート付き
冬キャンプでは、スカートのあるテントがおすすめ。
スカートがないと、隙間からテント内に冷たい風が吹き込んで来ます。
スカートのないテントの場合には、適当なシートをクリップで取り付ければOK。
ブルーシートではなく、テントに馴染む色合いシートがおすすめです。
服装
冬対策⑦ 下着はユニクロ
ユニクロのヒートテックが我が家の定番。
極暖(エクストラウォーム)や超極暖(ウルトラウォーム)を着ているかどうかで寒さは大違いです。
上半身だけでなく、下半身もしっかり防寒対策。
スパッツ(タイツ)もユニクロのヒートテックを着用しています。
冬対策⑧ 靴・靴下
初めての冬キャンプで我が家が痛感したのが、足元の防寒対策の重要性。
冬場は足元から冷えてくるので、上着ばかりでなく、しっかり靴や靴下も準備。
靴はスニーカーではなくて、防寒ブーツがお勧め。
防水タイプなら、雪遊びや草木の朝露で濡れても沁みてこないので快適です。
冬対策⑧ アウター
冬キャンプに行くならダウンジャケットは必須。
加えてダウンズボンもあると、本格的な冬キャンプでも安心です。
バッテリーで暖まる温熱ベストも使い勝手が良く、オススメです
冬対策⑨ 帽子・耳当て
冬の帽子は、耳当て付きのものを準備。
耳当てがない帽子の場合は、別途耳当てを用意します。
ネックウォーマーもあれば、冷気が入ってくる隙間もなく快適です。
冬対策⑩ 防水の手袋
防水の手袋があれば、雪遊びを思う存分楽しめます。
なくても子供たちは遊びますが、凍傷になってしまったら大変。
積雪予報なら、そりを持っていくのがお勧め。
そり遊びが出来て子供も喜ぶし、荷物の運搬に便利です。
暖房器具
冬対策⑪ 石油ストーブ
冬キャンプには、なくてはならない石油ストーブ。
我が家は「フジカハイペット」か、パセコの「CAMP-25」を必ず持っていきます。
春秋キャンプには、フジカハイペットの出番が多め。
真冬キャンプには、パセコの「CAMP-25」を持っていきます。
お酒を飲む前に、しっかり灯油残量をチェックしておくことが大事。
キャンプ場で灯油の補充はできないので、注意が必要です。
冬対策⑫ サーキュレーター・エコファン
石油ストーブを使用すると、上の空気ばかりが暑くなるので、サーキュレーターは必須。
電池不要のエコファンも便利ですが、サーキュレーターの方がテント内全体が暖まりやすい印象です。
冬対策⑬ 一酸化炭素警報器
ストーブを使う場合は、一酸化炭素警報器が必須。
ストーブ利用時は定期的な換気をしつつ、就寝時はスイッチOFFが基本です。
我が家が使っているのは、数値が表示される袋付きタイプの商品。
実際に警報器が鳴ったこともあり、ある程度信用して使っています。
冬対策⑭ ガスストーブ
車の積載に余裕があれば、ガスストーブも便利。
持ち運びしやすく、テント内外でサッと使いたい場所で使えるのが良いところ。
ガス缶が冷え切っていると付かないので、車やテント外に置きっぱなしはNG。
使用するガス缶は、テント内での保管がお勧めです。
マット・寝袋
冬対策⑮ 銀マット
銀マットは、NASA開発の「オールウェザーブランケット」。
マットの下に敷いておくことで、地面からの冷気をシャットアウト。
冬は銀面を上にしておくと、底冷え対策になります。
夏も地面からの熱をシャットアウトしてくれるので、持っていて損はないシートです。
冬対策⑯ インフレータブルマット
マットは、シートゥサミットの「コンフォートプラスS.I.マット」。
R値(断熱力を評価する指標)は「4.1」で、冬キャンプでも快適に使用できる充分なスペック。
冬対策⑰ 電気毛布
かけても敷いても使える電気毛布。
触り心地が良く、通電しなくても通常の毛布としても利用できます。
冬対策⑱ 寝袋
寝袋はNANGAの「APPROACH SYNTHETIC FIBER 600」。
快適使用温度は5℃なので、一般的には春秋シーズンの寝袋。
暖房器具を使っているので、この寝袋で本格的な冬キャンプも十分です
冬対策⑲ 湯たんぽ
電源不要で使える湯たんぽも冬キャンプの必需品。
寝る少し前に温めて、寝袋の中に入れておけば、寒さを感じることなく快適です。
我が家が使用しているのはマルカのAエース 2.5L。
付属されている湯たんぽの袋も触り心地が良く、朝までポカポカ暖かさが持続します。
キャンプ飯・洗い物
冬対策⑳ 温かいご飯
冬キャンプのご飯といったら、鍋料理。
体も温まるし、寒い中、食べる鍋は絶品です。
冬対策㉑ 温かい飲み物
温かい飲み物も冷え切った体を温めてくれます。
温かいスープやホットココア、コーヒー、ホットワインなどが我が家の定番です。
冬対策㉒ 焚き火で調理
寒い環境でのガス調理は、火力が物足りないこともありますが、焚き火なら問題なし。
焚き火で暖を取りながら、高火力で調理を進めることができます。
冬対策㉓ 寒冷地用のガス缶
冬キャンプに行く際は、寒冷地用のガス缶を準備。
通常のガス缶では、火がつかなかったり、火力が弱くて使い物にならないことが多いです。
冬対策㉔ お湯を沸かす道具
寒い環境ではお湯を沸かすのにもひと苦労。
ただ「アルパインマスター」なら短時間でお湯を沸かすことができます。
熱伝導率の良い銅製のケトルもお勧めです。
冬対策㉕ お湯の保管
お湯は、ポットのようなもので保管しておくと便利。
我が家はグロウラーで保管しています。
使いたい時にすぐに使えるし、サッと洗い物をしたいときにも使いやすいです
冬対策㉖ 折り畳みバスケット
洗い物の持ち運びに便利な折り畳みバスケット。
お湯の出ないキャンプ場では、沸かしたお湯を入れて洗い物ができます。
冬対策㉗ 食器の持ち帰り袋
お湯の出ないキャンプ場では、家に持ち帰ってから洗い物。
汚れた食器や調理器具を持ち運びできる袋があると便利です。
冬対策㉘ エコクリーナー
油汚れをしっかり落とせるエコクリーナー。
テント内にいながら、サッとひと拭きで食器を再利用できるので便利。
炊事場が遠かったり、お湯の出ないキャンプ場で、活躍してくれます。
冬対策㉙ 防寒用手袋で洗い物
テムリスの手袋があれば、お湯の出ない炊事場でも安心。
柔らかい素材で指先も動かしやすく、雨天の設営撤収時にも役立っています。
最後に
興味があっても、なかなかハードルの高い冬キャンプ。
他のシーズンにはない注意点や持ち物も多くありますが、魅力も沢山。
今回の記事が冬キャンプを検討されている方の参考に少しでもなれば幸いです。
以上、我が家が実践している冬キャンプの寒さ対策と必需品の紹介でした。
今年は冬キャンプに挑戦したい!
どんな寒さ対策をしたらいいのだろう…