【入手困難】石油ストーブ「フジカハイペット」 6つの魅力と注意点レビュー

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はやお

注文から1年以上待ちの石油ストーブ

なんでそんなに人気があるんだろう…

当時は、半信半疑で購入したものの、実際に使ってみると納得の使用感。

今回は「フジカハイペット」を2年使って感じた6つの魅力と注意点について紹介したいと思います。

最近ではだいぶ納期問題も解消され、Amazonでの取り扱いも始まったようです

基本情報

商品概要

項目詳細
種類自然通気型開放式石油ストーブ
(芯式・自然対流型)
暖房出力2.5kW
使用燃料灯油
燃料タンク容量約3.6ℓ
燃料消費量0.26ℓ/時
連続燃焼時間満タンで10〜12時間
重量約5.5kg
サイズ幅310mm × 奥行310mm × 高さ432mm
製造者株式会社フジカ

    商品ラインナップ

    5つの商品ラインナップがあり、カラーはブラック・ホワイトの2種類。

    型式特徴黒(BL)白(WH)
    KSP-229-21C-J2反射板無しモデル37,800円41,800円
    KSP-229-21C-J2R反射板付きモデル39,800円43,800円
    KSP-229-21C-J2W整流リングモデル52,800円56,800円
    KSP-229-21C-J2WR反射板付きモデル
    整流リングモデル
    54,800円58,800円
    KSP-229-21C-J2GW整流リングモデル
    防風ガラス管モデル
    74,800円78,800円

    ホワイトモデルの天板には、風合い変化を楽しめるテンパーカラーを採用。

    ブラックよりも4,000円高い価格設定になっています。

    我が家では、反射板付きモデルのブラックを使用中。

    室内やテント内で使用を予定していたので、風対策となる整流リング、防風ガラス管の機能は必要なしと考えました。

    点火手順

    まずはフジカハイペットへ灯油を流し込む。

    ポリカンポンプがあると手を汚すこともなく便利です。

    初めて使用する際は、注意書き通りに給油後15分以上待って、芯に灯油がまわるのを待ちます。

    時間が経ったら点火作業を開始。

    対震自動消火装置セットレバーをリセット側に上げて、ツマミを時計回り(UP矢印の方向)へカチッと止まるまで回す。

    燃焼筒ツマミを上げると、芯が見えるので、芯に向けてチャッカマンで点火。

    これで点火作業は1通り終了。

    ただ、このままだと火力が強すぎるので、少し調整。

    燃焼筒ネットの全体がオレンジ色になって安定してきたら、ツマミをDOWN方向へ回して、ネットの頭から炎が出ない程度に火力をコントロールします。

    6つの魅力

    おしゃれなデザイン&コンパクト

    燃焼部分がむき出しとなっているシンプルなデザインはおしゃれで気に入っています。

    燃焼しているときのオレンジ色は焚き火のときと同じような感覚で、ボーッと眺めていられます。

    またフジカハイペットは、他メーカーの石油ストーブと比べて、コンパクトなデザイン。

    荷物が多い冬キャンプの車への積み込みや限られたテント内スペースを考えると、コンパクトなデザインに越したことはありません。

    優れた暖房能力

    暖房出力は2.5kw。

    他メーカーの石油ストーブと比べると、数値的にはやや劣るものもありますが、燃焼部分がむき出しとなっているので、実際には十分な暖かさがあります。

    石油ストーブ全般に言えることですが、サーキュレーターやエコファンを使えば、更に暖かい快適な空間に出来るのでおすすめです。

    上に溜まってしまう暖かい空気を循環してくれます。

    高度3,000mでも燃焼確認をされているようなので、標高の高いキャンプ場でも安心して使用することが出来ます。

    灯油が漏れにくい特許技術

    フジカハイペットには株式会社フジカが特許取得しているSafetinaタンクが採用されています。

    倒れても灯油が漏れない構造になっているのが、このSafetinaタンクの最大の特徴。

    よく車内で灯油が漏れちゃった…なんて話も聞きますが、フジカハイペットなら灯油が入った状態でも車に積み込むことが可能

    実際にこれまで使っていて漏れたこともありませんし、車に積み込みをする度に灯油を抜く面倒な作業は不要です。

    灯油を満タンにして持っていけば、10〜12時間は使用出来るので、1泊2日くらいのキャンプなら灯油タンクを持っていかずに、荷物を減らすことが出来ます。

    特反射板付き

    みんなでフジカハイペットを囲むときには必要ありませんが、テント端のスペースに置くときには反射板があると便利です。

    反射板は取り外し可能なので、必要に応じて使用することが出来ます。

    あまりテントに近づけ過ぎると生地が痛んでしまうので注意は必要ですが、反射板があるとレイアウトの自由度が増します。

    特安全性能

    フジカハイペットは対震自動消火装置付き。

    子供がぶつかってストーブを倒してしまうこと等も考えると、このような機能が付いていると安心です。

    子供がいるキャンプではストーブガードもあると安心です。

    我が家ではストーブガード代わりとして、よく尾上製作所のマルチファイアテーブルを使用しています。

    また国が定めた技術基準省令(カートリッジタンクの口金の安全性、給油時自動消火など)に適合しているPSC対応製品

    煤や有害な一酸化炭素が出にくい構造になっているようですが、特に一酸化炭素には注意が必要です。

    我が家では比較的安価なもので、2種類の一酸化炭素警報器を使用しています。

    調理ができる

    ストーブの上で料理をしたり、ケトルのお湯を沸かしたりことも可能。

    湯たんぽを温めるのにも、よく使用しています。

    料理をするときには五徳があると便利です。

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    3つの注意点

    火が消える

    よくあるそうなのですが、我が家でも初回の点火後、点火出来たことを喜んでいたら、数分後に火が消えてる!と大慌てした記憶があります。

    以下の手順で解決出来たので参考下さい。

    まずは外枠取付ビス(3個)を反時計回り方向へ回して外す。

    ビスを外したら本体から外枠を取り外す。

    外枠を外すとこんな感じ。

    続いてナット(4個)も反時計回り方向へ回して取り外す。

    ナットを外すとこんな感じで取り外せます。

    ツマミを回してみると、芯の出具合はこんな感じ。

    この芯がもう少し出るように調整します。

    内側のツメに芯が引っ掛かっているので、一度取り外して調整し、再度ツメに引っ掛けて再装着。

    先程に比べて、少しオレンジの出ている範囲が減少しました。

    ツマミを回してみると先程より芯の出ている長さも増えました。

    作業は以上で、取り外した手順の逆に組み立てます。

    改めてチャッカマンで点火すると、その後は火が消えることはなくりました。

    注文方法&納期

    注文は電話のみ、支払いは現金代引きのみ。

    ネット販売はしていないので、こちらの番号に電話をかけて注文することになります。

    株式会社フジカ

    電話番号:03-3834-4137

    受付時間:土日・祝日を除く平日10:00〜18:00

    電話する際は、ある程度の納期を覚悟しておく必要があります。

    2年前に購入した際は4カ月待ち程度でしたが、先日、追加購入しようと電話をしてみると、なんと納期は2021年の11月。

    来年の冬には間に合いますが、16カ月待ちという状況でした。(2020年7月中旬現在)

    注文後は基本的にキャンセルは出来ないので、予め◯カ月待ち以内なら購入する!と心に決めてから電話されることをおすすめします。

    専用の収納ケースがない

    念願のフジカハイペットが手に入ったら、大事に扱いたいところなのですが、専用の収納ケースは販売されていません

    我が家は届いたダンボールをそのまま使用していますが、かなりボロボロになってきました。

    ただ両サイドに持ちやすように穴があるので、ダンボールでも持ち運びには苦労することはありません。

    フジカハイペットのサイズに合う収納ケースとしては、以下のものがおすすめです。

    最後に…

    現在、注文すると16カ月待ちなので、かなりの待ち時間がありますが、待ってでも使用したい魅力のある石油ストーブだと思っています。

    今、注文すれば来年の冬にはギリギリ間に合いそうですが、夏が過ぎて寒い時期に入ってからの注文になれば、来年の冬の使用も難しくなってくるかもしれません。

    以上、フジカハイペットを2年使ってみて感じた6つの特徴と注意点についての紹介でした。