キャンプ全体の満足度にも大きな影響があるので、失敗したくないマット&コット選び。
寝心地だけではなく、意外と積み込みや設営撤収でも苦労するポイントなので、しっかり自分のキャンプスタイルに合ったものを選びたいところ。
今回は、キャンプ用マット&コットの選び方(厚手×コンパクトの人気15製品を比較)を紹介したいと思います。
目次(気になる項目をクリック)
マット&コットの選び方
自分のキャンプスタイルに合ったマットやコットを選ぶためには、この2点を知っておくことが大事。
マット&コットの種類と特徴
マット&コットを選ぶポイント
今回は、この2点を順番に紹介していきます
マット&コットの特徴
マット&コットの特徴まとめ
重要な4項目の特徴をまとめました。
ウレタン マット | エアマット | インフレータブル マット | コット | |
収納サイズ | ||||
寝心地 | ||||
設営撤収の簡便さ | ||||
価格 |
ここだけは外せない!と言うポイントがあれば、これで種類を絞り込んでいくことが出来ます。
- 設営撤収を楽に済ませたい
- ウレタンマット
- 収納サイズがコンパクトでないと持っていけない
- エアマット、コット
- 寝心地は譲れない
- インフレータブルマット
ウレタンマットの特徴
ウレタンマットは断熱発砲素材をマットにしたもの。
メリット
- 設営撤収が簡単
- パンクの心配がない
- 安価で購入しやすい
- 汚れが拭き取りやすい
デメリット
- クッション性がなく地面を感じる
- コンパクトに出来ない
エアマットの特徴
エアマットは、空気の力で体の体圧を分散してくれるのが特徴。
メリット
- 地面を感じずに眠れる
- 空気を抜けばコンパクトになる
- 片付けは空気を抜くだけなので比較的簡単
デメリット
- 設営には空気入れが必要で、空気注入時には音が発生する
- パンクすると、クッション性が全くなくなる
- 寝心地が良いものは高価(エアベッドの寝心地は好みが別れる)
- 寝返りや立ち上がり時に揺れる
- 高さがあるので寝相が悪いと落ちる
- 断熱性が低い(空気の温度変化に影響を受ける)
インフレータブルマットの特徴
インフレータブルマットは、ウレタンとエアのハイブリッド。
メリット
- マットの硬さ調節が可能で寝心地が良い
- 広げておけば自動でマットが膨らむ
- 断熱性に優れ、地面の熱や冷気が伝わりにくい
デメリット
- 撤収時、空気を抜きながら丸めていく作業が面倒
- パンクしたら使えない(ややウレタンのクッション性が残る)
- 寝心地が良いものは高価
コットの特徴
直置きするマットと異なり、脚やフレームのあるベッド。
メリット
- 地面を感じずに眠れる
- 大雨でも浸水の心配がない
- パンクの心配がない
- コンパクトに持ち運べる
- ベンチや荷物置きとしても使える
- タープ下でお昼寝ベッドとしても使いやすい
デメリット
- クッション性、断熱性がない(マットを乗せて使う人が多い)
- 組み立て・片付けが面倒
- 寝返りしづらい
- 基本的に1人用サイズなので、人数分のコットが必要
マット選びのポイント
寝床に必要なサイズ・収納サイズ
寝床に必要なサイズ
まずはじめに寝床に必要なサイズと収納のサイズの確認。
寝床サイズに関しては普段寝ている家のベッドが参考になると思いますが、ある程度余裕のあるサイズを選んでおくのがお勧め。
体が密着するようなサイズだと、夏場のキャンプで暑さに苦しみます。
寝床となるインナーテントのサイズも忘れずしっかり確認しておきましょう
我が家は5人家族ですが、現在はシートゥサミットのダブルサイズ2枚(183cm×256cm)をメインで使っています。
収納サイズ
収納サイズは、所有する車の積載量を考慮しながら要検討。
同じサイズ感のマットでも、コンパクトになるものとならないものがあるので、しっかりチェックが必要です。
寝心地(厚み、R値)
厚み
寝心地に大きな影響を与えるのは、マットの厚みとR値。
厚みはあればあるほど地面の凹凸を感じることなく、快適に眠ることができます。
実際の厚みは、メーカー表記より若干少ないことが多いので、少なくとも5cm以上の厚みがあるマットがおすすめ。
ただマットが厚くなればなるほど、収納サイズも大きくなっていくことは忘れずに!
R値
R値というのは、断熱性を評価する指標。
数値が高いほど断熱性が高く、体が冷えて眠れないといった状況を回避できます。
R値を公表していないマットも多数あります
ただマットの断熱性にこだわり過ぎる必要はなく、マット下に銀マットを敷くなど、工夫次第で断熱性を向上させることも可能。
何かしらマット下に敷いておけば、マットへのダメージを和らげることも出来ます。
設営撤収の簡便さ
特にファミリーキャンプの場合には、複数のマットが必要になるので、その設営、撤収の簡便さと言うところも考慮したいポイント。
ものによって、空気の入れやすさ抜きやすさなども違うので、要チェックです。
人気のウレタンマット<3選>
メーカー 商品名 | サーマレスト Zライトソル | キャプテンスタッグ EVAフォーム | キャプテンスタッグ EVAフォーム・ダブル |
展開サイズ | 51×183cm | 56×182cm | 140×217cm |
収納サイズ | 51×13×14cm | 56×13×12.6cm | 70×13×39 cm |
厚み | 2cm | 2cm | 1.5 cm |
ダブルサイズならEVAフォームマット・ダブル一択ですが、厚みは0.5cm薄くなります。
Zライトソル Rサイズ
EVAフォームマット
EVAフォームマット ダブル
人気のインフレータブルマット<4選>
シングルサイズを比較
メーカー 商品名 | コールマン キャンパーインフレーター・ハイピーク | WAQ RELAXING CAMP | FIELDOOR 10cm厚/Sサイズ | シートゥサミット レギュラーワイド |
展開サイズ | 198× 68cm | 200× 70cm | 188× 60cm | 183×64cm |
収納サイズ | φ21×72cm | φ22×72cm | φ28×68cm | φ21.6×34cm |
厚み | 10cm | 10cm | 10cm | 8cm |
同じような展開サイズでも収納サイズや厚みが異なります!
キャンパーインフレーターマットハイピークシングル
RELAXING CAMP MAT(シングルサイズ)
FIELDOOR 10cm厚/Sサイズ
レクタンギュラーレギュラーワイド
ダブルサイズを比較
コールマン キャンパーインフレーター・ハイピーク | WAQ RELAXING CAMP | FIELDOOR 10cm厚/Lサイズ | シートゥサミット コンフォートプラスS.I.マット | |
展開サイズ | 200×128cm | 200×134cm | 195×120cm | 183×128cm |
収納サイズ | φ31×70cm | φ37×77cm | φ25×122cm | φ24.8×66cm |
厚み | 10cm | 10cm | 10cm | 8cm |
同じような展開サイズでも収納サイズや厚みが異なります!
キャンパーインフレーターマットハイピーク ダブル
RELAXING CAMP MAT(ダブルサイズ)
FIELDOOR・10cm厚/Lサイズ
コンフォートプラスS.I.マット ダブルサイズ
人気のエアマット<4選>
ハイランダー キャンプ用エアベッド | AND・DECO エアーベッド | FIELDOOR エアーベッドダブル | INTEX ミッドライズ | |
展開サイズ | 137×191cm | 137×191cm | 135cm×185cm | 137×191cm |
厚み | 22cm | 22cm | 23cm | 33cm |
空気の入れ方 | 電動ポンプ | 電動ポンプ | 電動ポンプ | 電動ポンプ内蔵 |
電動ポンプ内蔵は設営を楽々です
ハイランダー キャンプ用エアベッドW
AND・DECO エアーベッド
FIELDOOR エアーベッドダブル
INTEX ミッドライズ エアベッド
コット選びのポイント
地面からの高さ
地面からシート生地の高さで、ローコット、ハイコット、2WAYタイプと3パターンに分けられます。
ロー、ハイの違いは?
ローコット (約20cm) | 重心が低く安定感がある 天井の低いテントでも圧迫感がない 軽量かつコンパクト |
ハイコット (約40cm) | ベンチや物置としても使いやすい 地面からの熱気や冷気を感じにくい 草丈のある環境でも使える |
寝心地(生地の幅、張り)
寝心地に影響を及ぼすのが、シート生地の幅と張り。
使用する人の体格にもよりますが、幅は65cm以上くらいあると、窮屈さを感じず楽な姿勢で寝ることが出来ると思います。
シート生地の張り具合は好みが分かれるところですが、張り具合や生地によって沈み込みが変わってきます
耐久性
フレームの素材によって耐久性も異なるので、購入前には要チェック。
複数人でベンチとして使う可能性を考えると、150kgくらいの耐荷重は欲しいところ。
ファミキャンの場合、子供が飛び乗ってきたり、跳ねて遊んだりするので、余裕のあるスペックを選んでおくと安心です
人気のコット<4選>
ヘリノックス | BROOKLYN OUTDOOR COMPANY | VENTLAX | WAQ | |
高さ | 2WAY ハイ:38cm ロー:16cm | 2WAY ハイ:37cm ロー:17cm | 2WAY ハイ:37cm ロー:17cm | 2WAY ハイ:37cm ロー:17cm |
シートサイズ | 190×68cm | 190×68cm | 190×67cm | 190×65cm |
耐荷重 | 145kg | 150kg | 150kg | 150kg |
ほぼスペックの変わらない4種類ですが、ヘリノックスは本家ならではの品質の良さがあります
ヘリノックス
BROOKLYN OUTDOOR COMPANY
VENTLAX
WAQ
最後に
キャンプ全体の満足度にも大きな影響があるマット&コット選び。
寝心地だけではなく、意外と積み込みや設営撤収でも苦労するポイントなので、しっかり自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
今回の記事が少しでもマット&コット選びの参考になれば幸いです。
以上、キャンプ用マット&コットの選び方(厚手×コンパクトの人気15製品を比較)の紹介でした。
どのマットを選んだらいいか分からない…
どういう風に選んでいったらいいんだろう…