
定番の人気商品「オールウェザーブランケット」が、まさかの廃盤…
我が家もインナーシートとして「オールウェザーブランケット」を5年ほど使い続けており、なくてはならないキャンプ道具のひとつ。
代替品として、類似品の「サバイバルブランケット(アークトゥルス)」は使えるのかどうか、7つの項目を比較検証しました。
グラバーのオールウェザーブランケットは廃盤となっており、WEBショップではプレ値となっています(定価は3,960円です)
目次(クリックで飛べます)
基本情報
オールウェザーブランケット(グラバー)とは?
エマージェンシーブランケットを先駆けて発売したことで有名な米国メーカー「Grabber(グラバー) 」。
エマージェンシーブランケット(緊急事態毛布)は名前の通り、これまで数多くの災害時でも活躍してきたグラバー社の代表作。

そんなエマージェンシーブランケットを多目的に使用しやすく開発したのが「オールウェザーブランケット」。

NASAがアポロ宇宙計画のために開発した超断熱材を使用しており、品質に加えて、使い勝手、耐久性を兼ね備えた商品です。

サバイバルブランケット(アークトゥルス)とは?
アメリカ・ワシントン州のサバイバルギアメーカー「アークトゥルス(Arcturus)」。

草原や森林に溶け込む本格的なスーツや防水レインポンチョなど、サバイバルギアを取り扱うメーカー。
多目的に使用可能な全天候型の「サバイバルブランケット」もサバイバルギアのひとつです。

基本スペックを比較
外観 | ![]() | ![]() |
商品名 | オールウェザー ブランケット | サバイバル ブランケット |
メーカー | グラバー | アークトゥルス |
サイズ | 152cm×213cm | 150cm×210cm |
素材 | <4層構造> プラスチックフィルム アルミニウム ポリエチレン繊維 プラスチックフィルム | <4層構造> プラスチックフィルム アルミニウム ポリエチレン繊維 プラスチックフィルム |
重量 | 325g | ケース収納時: 約495g ブランケット単品: 約452g |
カラー | オリーブ オレンジ ブルー レッド | ブラック コヨーテブラウン オリーブグリーン オレンジ ブルー デザートカモ |
付属品 | なし | 収納ケース |
製造国 | アメリカ | アメリカ |
定価 | 3,960円 | 4,180円 |

7項目を比較
比較① サイズ・厚み
サイズ
サイズ表記が数センチ異なる2つを重ねてみると、ぴったり同サイズ。

厚み
厚みはサバイバルブランケットの方があり、シートの上に座ってみると、凸凹した地面はやや感じにくい印象。
厚みのある分、サバイバルブランケットの方が収納サイズは大きく、100g程度重くなります。

比較② ハトメのサイズ・耐久性
四隅にあるハトメは、やや異なるサイズ感。
オールウェザーブランケットの内径は約0.5cm、サバイバルブランケットは約1.5cm。

ペグで地面に固定したり、カラビナを使ってタープ設営する場合は、ハトメサイズの大きなサバイバルブランケットの方が便利。
オールウェザーブランケットでは、ほとんどのペグやカラビナが通らないと思われます。


どちらも四隅のハトメは補強されており、耐久性を向上させる造り。

ただこちらの比較する動画(7分30秒以降)を見ると、耐久性はサバイバルブランケットの方が優秀。
ここはメーカーとしても拘っているポイントのようで、ホームページにも以下の写真が掲載されています。
約15kgの重りにも問題なく耐えることができるようです。

比較③ 防水性
どちらも表記されている素材は、プラスチックフィルム、アルミニウム、ポリエチレン繊維、プラスチックフィルムで、4層構造。
どちらも沁み込むことなく、しっかり水分を弾いています。



タープやインナーシートとしても安心して利用できます
ただし火には弱いので、焚き火周りでの使用には注意が必要です。
以前、ストーブ上で稼働していたエコファンを落としてしまった際には、写真のように表面の1層目に穴が空きました。

比較④ 付属品の収納バッグ
サバイバルブランケットには、同じ素材で作られた収納バッグが付属。

余裕のあるサイズ感なので、出し入れもスムーズ。
試しに文化たきつけを2個入れている状態ですが、ちょっとした小物を入れておけるので便利です。


別途、袋を用意する必要がなく、意外と嬉しいポイントです
比較⑤ 冷気の遮断性能
方法
保冷剤の上にオールウェザーブランケット、サバイバルブランケットをセット。

しっかり密着させるために、重し代わりに、文化たきつけを上にセット。
そのまま放置して、文化たきつけ下の表面温度を測定しました。

結果
保冷剤の表面温度はマイナス12℃。

測定してみると、オールウェザーブランケットは2.4℃、サバイバルブランケットはマイナス4.1℃。



測定値は計測ごとに多少のばらつきがありましたが、上記結果が平均値です
ブランケットを表裏逆さにして、同じ方法で検証。

オールウェザーブランケットは12.6℃、サバイバルブランケットは7.8℃でした。


まとめ
底冷え対策で使うなら、オールウェザーブランケット(銀上)がおすすめ。
表裏いずれにしてもサバイバルブランケットを上回る結果でした。
オールウェザーブランケット(銀下) | 2.4℃ |
サバイバルブランケット(銀下) | -4.1℃ |
オールウェザーブランケット(銀上) | 12.6℃ |
サバイバルブランケット(銀上) | 7.8℃ |
比較⑥ 熱気の遮断性能
方法
電気毛布の上に、オールウェザーブランケット、サバイバルブランケットをセット。
重し代わりに文化たきつけを乗せて、しばらく放置し、文化たきつけ下の表面温度を測定しました。


結果
測定してみると、オールウェザーブランケットが21.6℃、サバイバルブランケットが20.5℃。
今回は、サバイバルブランケットが1℃ほど上回る結果となりました。


比較⑦ 保温性能
方法
電気毛布の上に、写真のように温度計をセッティング。
その上に各ブランケットをかけて、温度変化を確認しました。

結果
どちらも10分後にはピークを迎え、オールウェザーブランケットが28.3℃、サバイバルブランケットが36.0℃でした。
ここではサバイバルブランケットが8℃ほど上回る結果となり、防寒で体に巻きつけたり、寝るときにかけるような使い方は適していそうです。


最後に
今回、比較してわかった各ブランケットのメリットまとめです。
用途に合わせたブランケット選びの参考にして頂ければ幸いです。
ブランケット
ブランケット
以上、「オールウェザーブランケット(グラバー)」と類似品の「サバイバルブランケット(アークトゥルス)」の比較検証でした。
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