そんな思いから、色々と調べて行き着いたのが、ローベンスのクロンダイクグランデ。
購入後は、子供たちも過去一のお気に入りのテントで、とても使い勝手が良く、5年ほどかなり使い込みました。
今回は、クロンダイクグランデを実際に5年使って感じた7つの特徴と注意点を紹介したいと思います。
目次(気になる項目をクリック)
基本情報
クロンダイクとは
メーカーは、デンマーク発のテントブランド「ローベンス(ROBENS)」。
ポリコットン素材のベル型テント「クロンダイク」は、ローベンスの代表格テントです。
クロンダイク、グランデどっちにするか
クロンダイクは、以下の3サイズ展開。
クロンダイクSはソロやデュオ向きなので、ファミリーなら「クロンダイク」か「クロンダイクグランデ」。
サイズ・重量の違い
サイズ、重量の違いは以下の通り。
クロンダイクS | クロンダイク | クロンダイク グランデ | |
---|---|---|---|
直径 | 305cm | 390cm | 500cm |
天井高 | 215cm | 270cm | 300cm |
入口高 | 150cm | 175cm | 170cm |
立ち上がり | 55cm | 60cm | 70cm |
重量 | 13.1kg | 16.7kg | 21.6kg |
キャンプスタイルや好みによって様々ですが、3人家族までならクロンダイク、4人家族以上ならグランデをオススメします!
サイズ比較
左:クロンダイク、右:クロンダイクグランデ
我が家は、半分を就寝スペース、半分をリビングスペースとして使用しています
アスガルド(ノルディスク)との違い
ベル型テントで、一番人気のノルディスク「アスガルド」。
どちらもポリコットン生地を扱っていて、大きな違いはテントの「色合い」と「煙突穴」の有無。
アイボリー色のアスガルドに対して、ベージュ色のクロンダイク。
薪ストーブを使うなら、煙突穴のあるクロンダイク一択です。
アスガルド12.6 / クロンダイク
入口高の違いは、個人的に気になるポイント。
アスガルド19.6 / クロンダイクグランデ
主な違いは、入口高と立ち上がり高。
アスガルド 19.6 | クロンダイク グランデ | |
---|---|---|
直径 | 500cm | 500cm |
天井高 | 300cm | 300cm |
入口高 | 160cm | 170cm |
立ち上がり | 85cm | 70cm |
重量 | 20kg | 21.6kg |
7つの特徴
特徴① テント内の広々空間
なんといってもテント内の広々とした空間が、このテントの1番の魅力。
天井が高いので窮屈さを感じず、5人家族で使っても、ゆったり快適にくつろげます。
連泊キャンプなどの長期滞在にもぴったりのテントだと思います。
我が家のテント内のレイアウトは、奥の半分が寝室スペース、手前の半分がリビングスペース。
寝室スペースには、マットを2枚。
もしくはルーテントを設置して、カンガルースタイル。
手前のリビングスペースには、適当にラグを敷いて、その上にテーブルをセッティング。
写真はラグを忘れてしまい、急遽対応したものですが、家で使い古したラグをキャンプ用として使っています。
テント床面は、純正のカーペットを敷けば、隙間なく綺麗に仕上がります。
特徴② オールシーズン使える
オールシーズン使いやすいポリコットン素材のテント。
濃い影を作って、結露が発生しないので、夏場も冬場も快適に過ごせます。
購入前は、メッシュ、ベンチレーションが少ないので夏場は暑いかな…と思っていましたが、意外と夏場も快適に過ごせています
煙突穴が標準装備されているので、薪ストーブも楽しめる仕様になっています。
2018年モデルからはテント室内から天井部フードの開閉が可能です
特徴③ 設営が簡単
大型テントですが、ワンポールなので、設営が超簡単。
設営が大変なテントは使うのが億劫になりますが、クロンダイクはサクッと設営できるので自然と使用頻度が上がります
我が家の設営手順
工程もシンプルなので、迷うことなく、スムーズに設営が進みます。
我が家の設営手順は以下のとおり。(ペグは全部で23本)
- グランドシートを敷く
- グランドシートの上にテントを広げて入口の方向を決める
- まず入口側の2箇所、その後は対角線上を順番に9箇所ペグダウン
- センターポールを立てて、入口のAフレームを設置する
- 12本のロープを張る
工程❶❷のグランドシートは5.4m×5.4mのユタカシート。
テント底面からはみ出した箇所は、折り込んで使用しています。
余裕があれば、専用のグランドシート(フットプリント)がおすすめ。
毎回、折り込む手間が省けるので、設営撤収の時短につながります。
工程❸のペグダウン箇所は、全部で11箇所。
ペグには2つのロープを引っ掛けています。
その後は、センターポールと入り口のAフレームを入れて、周りのロープを張っていくだけ。
出来るだけ遠くに、ペグダウンをしてロープを張ると綺麗に設営できます。
特徴④ 撤収も簡単
設営簡単なベル型テント(ワンポールテント)は撤収も簡単。
我が家の撤収手順は以下のとおり。
- テント底面のペグ11本を抜く
- 入口のAフレームを外して片付ける
- S字フックをロープが取り付け箇所に引っ掛ける
- テント生地、底面の乾燥のため、しばらく待機
- 乾燥後はセンターポールを抜いて、ロープを張っているペグも抜く
- グランドシートの上でテントを畳んで、収納袋へ
工程❷のAフレームを片付けたら、センターポールを残したまま工程❸へ。
S字フックをロープに1周引っ掛けていきます。
1周引っ掛け終わると、空飛ぶテントのような感じ。
これでテント生地とテント底面を同時に乾燥させることが出来ます。
テント生地が乾いている場合には、単純にひっくり返して、テント底面を乾燥させます
しっかり乾いたら、左右対称のテントなので畳む作業も簡単。
収納袋は大きさに余裕があるので、力づくで詰め込むような作業もありません。
特徴⑤ 風に強い
テントの形状が風を受け流す構造になっており、強風にも比較的強いテント。
このワンポールだけで本当に大丈夫かな、ポールが倒れたりしないかな…
と不安な気持ちにもなりますが、これまで強風時も問題なく使用できています。
ローベンス社の耐風テストにおいて、最大160km、平均150kmをクリアしているようです
特徴⑥ 男前なベージュ色
ローベンスのクロンダイクは、男前なベージュ色×黒色。
アイボリー色などと比べると、汚れが目立ちにくいも良いところ。
似たような色合いのタープと合わせて使用しています。
差し色は、ブランドカラーの赤。
赤色のガイロープがテントに備え付けられています。
我が家は、ガイロープをタフコードに付け替えて使用中。
クロンダイクが、より落ち着いた雰囲気になる感じがして、気に入って使っています。
特徴⑦ コスパが良い
同じベル型テントのアスガルド(ノルディスク)と比べると、購入しやすい価格帯。
クロンダイクグランデは、最初から底面が付いているので、追加費用もありません。
ベル型テントのグランピングに行くことを考えると、そこまで高いお買い物ではないかもしれません。不要になったら売ることも出来るので、コスパ良しです!
4つの注意点
注意点① 区画サイトの広さ
大型テントなので、区画サイトの場合には、事前にサイトの広さを要チェック。
クロンダイクグランデのテントサイズに、ロープを張るエリアとして上下左右に150cmを追加してみると800cm×760cm。
区画サイトなら、8m×8m以上の広さが欲しいところです。
ロープを張るスペースがない場合、ショートガイポールがあると便利。
狭いサイトでも綺麗にテントを張ることが出来ます。
注意点② 転倒対策
特にフリーサイトの場合は、引っかからないように視認性を高める工夫が必要。
想像以上に遠くまでロープ張るので、他のテントに比べてロープに引っかかりやすい印象です。
ペグダウン箇所にライトを設置したり、ロープにライトを取り付けておくと安心です。
注意点③ 寒さ対策
暖かい空気は上に行ってしまう傾向があるので、天井の高いクロンダイクは注意。
冬場にストーブを使用する場合には、ストーブ上にサーキュレーターの設置も必須です。
注意点④ 湿気対策
ポリコットン素材のテントに共通して言えることですが、保管する際の湿気対策は必須。
カビが生えてしまったら、せっかくのテントが台無しになってしまうので、乾燥撤収後の自宅保管時もしっかりと湿気対策をしておくと安心です。
最後に
5年前に思い切って購入したクロンダイクグランデですが、今では我が家のお気に入りテント。
なにより子供たちの一番のお気に入りのテントで、5年でかなり使い込みました。
購入前は色々と不安もありましたが、設営が簡単なうえに、設営後の広々空間の居心地の良さは抜群。
快適にゆっくり過ごしたいファミリーキャンプにぴったりのテントだと思います。
以上、クロンダイクグランデを実際に5年使って感じた7つの特徴と注意点の紹介でした。
冬におこもりキャンプがしたい…
ノルディスク・アスガルドのようなベル型テントってどうなんだろう…