我が家も購入時はかなり迷いましたが、4年ほど前に思い切ってアポロンTCを購入。
これまで実際にアポロンで、何十泊もキャンプをしてきましたが、買って良かった大満足のテントです。
キャンプスタイルは人によって様々ですが、 多くのファミリーキャンパーにお勧めできるテントだと思います。
今回は、「アポロンTC」を4年使って感じた5つの特徴と注意点を紹介したいと思います。
目次(気になる項目をクリック)
基本情報
アポロンとは
アポロンは、日本のアウトドアブランド「ogawa(小川)」の中でも代表格のテント。
2ルーム型トンネルテントで、リビングスペースと寝室を一体化したデザインは、ファミリーキャンパーから人気があります。

アポロンのラインナップ
現在、販売されているアポロンのラインナップは、以下の3種類。
3種類の主な違いは、テント生地、デザイン、重量、サイズ感です。
アポロン | アポロンTC | アポロンS | |
---|---|---|---|
生地 | ポリエステル | ポリコットン | ポリエステル |
デザイン | サンドベージュ ×ダークブラウン | オフホワイト ×サンドベージュ | サンドベージュ ×ダークブラウン |
重量 (付属品除く) | 23kg | 29kg | 13.2kg |



アポロンSは、デュオキャンプにちょうど良いサイズ感!
アポロン・アポロンTC どっちがいい?
一長一短あり、キャンプスタイルや好みの世界だと思いますが、選び方としては前述のとおり、「テント生地・デザイン・重量」をどう考えるか。
我が家は、「通年でキャンプを楽しみたい、結露は嫌だ…」という観点からアポロンTCを購入しました。


我が家が使っているのは、Orange別注モデルのアポロンTC(サンドベージュ
×ダークブラウン)です。
現在、通常販売されていないので購入するならメルカリ等になるかと思います(メルカリ商品ページ)
それぞれの販売価格も要チェック。
通常モデルよりもTCモデルのほうが、販売価格が高い傾向にあります。
アポロン(通常モデル)
アポロンT/C
アポロン・アポロンTCの比較表
アポロン | アポロンTC | |
---|---|---|
重量 | 約23kg (付属品除く) | 約29kg (付属品除く) |
– フライ | 10.7kg | 15.7kg |
– ルーフフライ | 1.2kg | 1.2kg |
– インナーテント | 3.2kg | 4.2kg |
– ポール | 7.9kg | 8.1kg |
– 付属品重量 | 3.8kg | 4.35kg |
本体素材 (耐水圧) | ポリエステル210d (耐水圧1,800mm) | T/C (耐水圧350mm) ポリエステル210d (耐水圧1,800mm) |
– インナーテント | ポリエステル68d | T/C |
– グランドシート | ポリエステル210d (耐水圧1,800mm) | ポリエステル210d (耐水圧1,800mm) |
– ルーフフライ | ポリエステル75d (耐水圧1,800mm) | ポリエステル75d (耐水圧1,800mm) |
– ポール | アルミ合金 φ19mm×2 φ17.5mm×2 φ14.5mm×3 | 6061アルミ合金 φ19mm×4 φ14.5mm×3 |
収納サイズ | 78×36×45cm | 80×45×35cm 60×35×35cm(インナー) |
カラー | サンドベージュ ×ダークブラウン | オフホワイト ×サンドベージュ |
付属品 | 張り綱 1.5m×8本、3m×8本 アイアンハンマー1丁 スチールピン25cm×26本 収納袋 | 張り綱 1.5m×8本、3m×8本 ポールD用カバー アイアンハンマー1丁 スチールピン25cm×24本 収納袋 |
5つの魅力
魅力① 家族で使いやすい
広々としたツールーム型テントで、家族やグループキャンプに最適なテント。

テント内にリビング空間と寝室空間を作ることができ、タープ不要でキャンプを楽しめます。

我が家のレイアウトは、だいたいこんな感じ。
テーブルや椅子、キャンプ道具をテント内に配置することを考えると、快適に過ごせるのは4〜5人くらいまで。

寝室空間(インナーテント)も十分な広さがあり、5人で寝ても密着することなく快適。

日中は、よく子供の遊び場になっています。

寝室のマットは「コンフォートプラスS.I.マット」を2枚。
もしくは「EVAフォームマット ダブル」を2枚使い。
天井高が188cmあるので、屈むことなく着替えも楽々。
寝る時以外も子供の着替えや片付けなど、意外とインナーテント内で作業する時間も多いので、嬉しいポイントだったりします。

もう少しリビングスペースを広く取りたいな…という場合には、2人用のインナーテントを使うのもいいかもしれません。
家族全員がインナーテントに入るのは、少し窮屈なので、コットをリビングスペースに設置して、分かれて寝るというのもアリだと思います。
魅力② オールシーズン使える
春夏秋冬オールシーズン使える万能なテント。

夏場は、風通しを良くフルオープンにしたり、フルメッシュ。


外の景色が綺麗に見えるタイプのメッシュなので、テント内にいても開放的な空間に感じます
冬場はテントを閉め切って、おこもりキャンプ。
スカート付きなので、地面の隙間から冷気が入ってくることもありません。

テント生地を巻き上げ切らず、プライベート空間を維持しながら換気することも可。

このときには、パーフェクトバンジーが役立ちます。

TC素材(ポリコットン)は、ポリエステルよりも通気性と遮光性が高いのが特徴。
夏場は濃い影を作り、冬場は結露しないので、オールシーズン快適に過ごすことができます。

魅力③ 雨風に強い
これまで数々のキャンプ場、悪天候のなかでも使ってきましたが、問題なし。
天候に左右されることなく、テント内の居心地の良さは抜群です。

ポール4本のトンネル構造に、3本のポールが垂直に交差する耐風性に優れたフレーム。
これまでテント崩壊の経験もなく、強風時も安定感がある印象です。

通常のアポロンに比べ、TCタイプはポールが一部太くなっています。

ただ、風の強い日にはガイロープの設置は必須。
スカートも各所ペグダウンしておくと、スカートがバタつく音が軽減されます。

ガイロープは付属のものではなく、タフコードを使用中。
色合いが変わるだけで、ガラッと雰囲気が変わります。

ガイロープは、必要な時だけカラビナで取り付け。
テントは乾いているのに、ロープが乾いていない…といった撤収時の悩みもなくなります。

雨に関しても、十分な耐水圧スペック。
購入前、天井に雨が溜まる…という口コミがあったので心配していましたが、ルーフフライからガイロープを張っておけば、雨が溜まることはなく流れ落ちていきます。

魅力④ 設営がラク
ツールーム型の大型テントではありますが、設営は比較的シンプルで、慣れれば簡単。
左右対称というのが、想像以上に設営をスムーズにしてくれます。

どっちが入口側?
寝室(インナーテント)はどっちにしようか?
ここに入れるポールどれだっけ…?と迷うことなく、設営がスムーズに進みます。

我が家の設営手順は以下の通り。(取扱説明書)
テントを広げて、テント端の2箇所をペグで仮止め
ポールを4本通して、中央2本のポールにピンを差し込む
テントを立ち上げて❶の反対側2箇所をペグダウン
残りの両サイドのポールにもピンを差し込む
天井ポール3本セット→各箇所フックの取付→フライシート取付→インナーテント、ペグダウン
天井にセンターポールが1本通っているので、ランタン類の設置も簡単です。

魅力⑤ 老舗ブランドの品質
キャンプ用品を専門に扱う日本の老舗ブランド「ogawa」のテント。
国産メーカーの高品質テントは耐久性が高く、長く使えるので長期目線で考えればコスパも抜群。

リペアサービスで修理対応も行なっているので、万が一の時にも安心です。

3つの注意点
注意点① 力の入れすぎ
設営工程の中で唯一大変なのが、◯印箇所のピンをポールにはめ込む作業。

ただラダーロックを緩めるか、スタンディングテープ(赤線部分)を外して進めれば問題なし。
スタンディングテープがキツく張られた状態で、無理に力を入れすぎると、ポールの破損につながるので注意です。

注意点② 重さ
TC素材共通の注意点になりますが、それなりの重量感。
ただテントとポールの袋が分かれていて、持ち運びしやすくなっています。

注意点③ 乾燥
TC素材なので、ポリ素材のテントに比べて乾燥に時間がかかります。
濡れたままの長時間放置は、カビの原因になるので注意。

自宅保管時もしっかり湿気対策をしておくと安心です。

最後に
少し高価なテントなので、当時はかなり迷いましたが、今では購入しておいてよかった…と心から思えるテント。
あらゆる季節や天候に対応し、快適に過ごせるテントは、我が家のファミリーキャンプの楽しい思い出を沢山作ってくれています。
定番の人気テントなので、リセールも良い傾向にあり、コスパの良いテントとも言えるかもしれません。(メルカリ商品ページ)
今回の記事がアポロンを検討している方に、少しでも参考になれば幸いです。
以上、アポロンTCを4年使って感じた5つの特徴と注意点の紹介でした。
◼︎アポロン(通常モデル)
◼︎アポロンT/C
オガワのアポロンってどうなんだろう?
そこそこいいお値段するけど、なんでそんなに人気があるんだろう…