そんな悩みを解決してくれたのが、パセコ「CAMP-25」。
高出力タイプなので、家族で使う大型テントでもテント内はポカポカ暖かく快適。
コンパクトになり、荷物の多いファミキャンでも持ち運びがしやすい点も良いところ。
今回は、パセコの石油ストーブ「CAMP-25」を使って感じた5つの特徴と注意点を紹介します。
目次(気になる項目をクリック)
基本情報
パセコってどんな会社?
1980年から石油ストーブを販売する韓国の老舗メーカー。
世界各国に販売実績を持ち、年間100万台以上の暖房器具を出荷する上場企業で、中東では市場No.1のシェアを獲得しているようです。
日本は、2021年から代理店が入り、正規販売がスタートしています。万が一の場合には、メンテナンス・修理対応も行っています。
パセコのストーブは2種類
パセコのストーブは、下記の2種類。
どちらもコンパクトで暖房性能に優れた石油ストーブです。
外観 | ||
型番 | WKH-3100S | CAMP-25 |
暖房出力 | 3.0kW | 6.4kW |
タンク 容量 | 5.3L | 7L |
連続燃焼 時間 | 18h | 10h |
サイズ 縦 横 高さ | 325mm 325mm 441mm | 445mm 445mm 570mm※五徳なし 440mm※収納時高 |
重量 | 5.2kg | 11.5kg |
点火方法 | マッチ | 電子 マッチ |
耐震自動 消火装置 | ○ | ○ |
製造国 | 韓国 | 韓国 |
カラー | ブラック ホワイト グレー タン ベージュ | アーミーグリーン ブラック |
暖房出力が約2倍、価格も約2倍の違いがあります。
ファミキャンでは、大型テントを使うケースが多いので、CAMP-25がオススメです!
他製品と比較(高出力タイプ)
収納時にコンパクトになるのが、CAMP-25の良い点です。
メーカー | パセコ 石油ストーブ | コロナ SLシリーズ | トヨトミ ラウンドストーブ |
外観 | |||
型番 | CAMP-25 | SL-6622 | KS-GE67 KS-67H |
暖房出力 | 6.4kW | 6.59kW | 6.66kW |
タンク 容量 | 7L | 7L | 6.3ℓ |
連続燃焼 時間 | 10h | 11h | 10h |
サイズ 縦 横 高さ | 445mm 445mm 570mm※五徳なし 440mm※収納時高 | 460mm 460mm 598mm | 482mm 482mm 583mm |
重量 | 11.5kg | 11.2kg | 11kg |
点火方法 | 電子 マッチ | 電子 マッチ | 電子 マッチ |
耐震自動 消火装置 | ○ | ○ | ○ |
製造国 | 韓国 | 日本 | 日本 |
カラー | アーミーグリーン ブラック | ホワイト | ブラック ホワイト グレー ベージュ オリーブ |
5つの特徴
特徴① トップクラスの暖房パワー
本格的な冬キャンプも楽しめる高出力タイプ。
マイナス6〜7℃くらいの環境でも使用していますが、テント内は暖かく快適です。
我が家は、アポロンTCやクロンダイクグランデ、アトラスなどで使用しています。
ただ石油ストーブの使用時は、サーキュレーターも必須。
サーキュレーターがないと、上の空気ばかりが暖まってしまいます。
エコファンもいいですが、サーキュレーターを吊るしておく方が、テント内全体が暖まりやすい印象です。
特徴② コンパクトで持ち運びしやすい
高出力かつコンパクトに持ち運びできるのが、パセコストーブの良いところ。
使用時の高さは「57cm」ですが、持ち運び時は上部を収納することで「44cm」。
ハンドル内側を押しながらスライドさせるだけなので、展開、収納も簡単です。
収納時はフジカハイペットと並べても、そこまで変わらないサイズ感。
冬キャンプ、ファミリーキャンプは荷物が多くなるので、収納時のサイズ感は大事なポイントです。
特徴③ 男前すぎないデザイン
トヨトミのギアミッションと比べると男前すぎず、若干可愛いらしさのあるデザイン。
カーブのかかった小窓からは燃焼している様子を確認できます。
明かりが漏れる様子はテント内の雰囲気をグッと上げてくれます。
冬はテント内にこもることも多いので、ビジュアルの好みも石油ストーブを選ぶポイントになると思います!
我が家はブラックを使用していますが、アーミーグリーンもラインナップ。
アーミーグリーンは光のあたり方によってチャコールグレーのような色合いにも見えます。
特徴④ 子連れでも安心の安全性
強い衝撃や転倒時に、自動で消火する耐震自動消火装置付き。
更にトヨトミのギアミッションと比べると、銀色の格子幅が狭く、五徳付き。
本体に直接、手が触れにくい点は、子供がいるキャンプでは少し安心です。
周りの銀色部分は意外と熱くならず、試しに触れてみても火傷するほどではない感じ。
ただ天板側は、しっかり熱くなっているので誤って手を付かないように注意です。
特徴⑤ 点火・調整作業が楽
乾電池を入れておけば、点火作業も楽々。
ツマミをねじって、赤いバーを右側にスライドさせるだけ。
乾電池がなくても、ガスマッチで点火可能です!
赤いバーをスライドさせたときにプーっと気が抜けるような音が鳴ります。
点火後の火力の調整もツマミをねじるだけ。
調整時に誤って火が消えてしまっても、電子タイプなら再点火も楽々です。
3つの注意点
注意点① 屋外使用専用
パセコのストーブは、JHIA認証を取得していないので、屋外使用専用。
JHIA認証というのは、法律で義務付けられたものではありませんが、国内で販売される多くの石油ストーブが取得している第三者機関の認証。
本土の韓国や諸外国では屋内使用の基準を満たして販売されているようですが、日本では屋外専用として販売されています。
注意点② 土台部分の掃除が面倒
使っていると、土台部分に葉っぱや砂利などが溜まりやすい傾向。
土台部分は取り外しが出来ないので、掃除がしづらく少し面倒です。
入り込んだ砂利や葉っぱは、ちりとり等を使って都度取り除いていきます。
注意点③ ケースは別売り
収納ケースは付属していないので、使用する場合には別途購入する必要があります。
我が家は収納ケースを使わず、そのまま車に積み込んでいます。
灯油が残ったまま、車に積み込みするケースもありますが、灯油漏れを経験したことはありません
最後に
2021年に購入して、3年ほど使用していますが、故障トラブルもなく我が家で活躍中。
大型テント、積載が気になるファミキャンの方には、間違いなしの石油ストーブだと思います。
以上、パセコの石油ストーブ「CAMP-25」を使って感じた5つの特徴と注意点の紹介でした。
高出力の石油ストーブで冬キャンプを快適に過ごしたい!
でもサイズが大きいと車に積めないんだよな…