そんなときに、一目惚れで購入したのが「マイナーズランプ」。
2年前に購入して以降、必ず持っていくキャンプ道具の1つになっています。
今回は、JDバーフォード「マイナーズランプ」について、使って感じた5つの魅力と注意点・煤の落とし方を紹介したいと思います。
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基本情報
マイナーズランプとは
マイナーズランプの歴史
炭鉱で安全に働けるように作られたのが、マイナーズランプの始まり。
マイナー(miner)は、「鉱夫(鉱山で鉱石を掘り出す労働者)」を意味しています。
作業中に、ロウソクの火が引火して爆発を起こす状況に対して、1815年に発明されたのがマイナーズランプ。
炎の周りに金属やガラスカバーを取り付けた構造で、次第に現在の形になっていったようです。
イギリスのカンブリア(旧ウェールズ)が由来となり、カンブリアンランタンとも呼ばれています
天空の城ラピュタ
イギリスの炭鉱街がモデルとなった「天空の城ラピュタ」でも登場するランタン。
バズーが手に持っていたランタンとしても有名です。
JD Burford(ジェーディー バーフォード)について
マイナーズランプを造る「JD Burford(ジェーディー バーフォード)」は、イギリスの金属加工会社。
炭鉱労働者が働いていたウェールズの炭田があった場所に工場があり、ここで製造されたランプ下には「MADE IN WALES」の刻印があります。
Mサイズ・Lサイズを比較
「JD Burford」のマイナーズランプは、MサイズとLサイズの2種類。
主な違いはサイズと価格です。
商品 | Mサイズ | Lサイズ |
サイズ | 直径6.3 高さ18cm | 直径8.8 高さ22.5cm |
種類 ・ 素材 | オールブラス:真鍮 オールニッケル:ニッケル ニッケル&ブラス:ニッケル/真鍮 ブラック&ブラス:真鍮(一部黒塗装) カッパー&ブラス:真鍮(銅メッキ) ホワイト:ニッケル/ホーロー ブルー:ニッケル/ホーロー グリーン:ニッケル/ホーロー レッド:ニッケル/ホーロー クリーム:ニッケル/ホーロー | 〃 |
タンク容量 | 30cc (約5時間) | 〃 |
原産国 | イギリス (ウェールズ) | 〃 |
定価 | 19,690円 | 20,790円 |
我が家はMサイズのブラック&ブラスを使っています
外観デザイン(10種類)
10種類あるので、所有するキャンプ道具との相性を考えながら、好みのデザイン選ぶことができます。
「JD Burford」と「E.Thomas & Williams」を比較
「E.Thomas & Williams」のマイナーズランプは1サイズのみ。
「JD Burford」のLサイズと比べると、一回り大きいサイズ感です。
メーカー | JD Burford (Lサイズ) | E.Thomas & Williams (イートーマスアンドウィリアムス) |
外観 イメージ | ||
サイズ | 直径8.8 高さ22.5cm | 直径8.8 高さ26.4cm |
種類 | オールブラス オールニッケル ニッケル&ブラス ブラック&ブラス コッパー&ブラス ホワイト ブルー グリーン レッド クリーム | オールブラス コッパー&ブラス ブラス&ステンレススチール ブラス&ブラック |
タンク容量 | 30cc (約5時間) | 150cc (約8時間) |
原産国 | イギリス (ウェールズ) | イギリス (ウェールズ) |
定価 | 20,790円 | 39,270円 |
5つの魅力
魅力① おしゃれなデザイン
フックに引っ掛けたり、テーブル上に置くだけでグッと雰囲気が良くなるおしゃれなデザイン。
歴史を感じるマイナーズランプの構造は、所有欲もしっかり満たしてくれます。
明かりをを灯して、ゆっくり夜を過ごしたり、炎のゆらめきをボーッと眺めている時間は格別です。
魅力② エイジングが楽しめる
使い込むほどに味わいが増していく、真鍮製。
ピカピカの真鍮もかっこ良いですが、くすんだ真鍮もまた味わいがあって良い雰囲気。
ピカールで磨けば、購入時の輝きを取り戻すこともできます。
魅力③ 頑丈な造り
本体はちょっとした衝撃にも安心の真鍮製。
グローブ部分も真鍮で格子のように保護されているので、神経質になりすぎず取り扱いができます。
グローブ部分はガラスなので、注意は必要です
万が一、割れてしまった場合には、グローブのみ取り替えが可能です。
魅力④ ケース付き
マイナーズランプには筒状のケースが付属。
別途ケースを用意する必要がないので、追加の出費がありません。
しっかりしたケースなので、持ち運びも比較的安心です
魅力⑤ 点火・消火作業が簡単
点火は、パラフィンオイルを入れて、芯にライター等で火をつけるだけ。
灯油でも代用可能ですが、煤であっという間に真っ黒になってしまうので、パラフィンオイルがおすすめです。
注ぎ口が少し狭いので、じょうごや口の細いボトルがあると便利。
パラフィンオイルを入れる前には、芯の長さをチェック。
2mm以内が推奨されており、長すぎると煤が出たり、ボディが熱くなるので注意です。
消火はボディ後ろの穴から息を吹きかけるだけ。
燃料満タンで5時間ほど持つので、だいたい1晩1回の点火作業で済みます。
3つの注意点
注意点① 明るくない
明るさはなく、あくまで雰囲気を楽しむランタン。
メインランタン、サブランタンに加えて、+αで持っていくランタンです。
注意点② ボディが熱くなる
火をつけると、ボディが高温になるので注意。
移動をさせたり、触れるときには、グローブがあると安心です。
芯を出し過ぎると、火傷をするほど高温になるので注意です
注意点③ 煤の落とし方
グローブの煤汚れを綺麗にするには、ナットの取り外しが必要。
着脱するための工具が必要になります。
ナットを取り外したら、あとは拭き取るだけ。
煤汚れは、優しく拭き取るだけでサッと取れていきます。
最後に
夜の雰囲気をグッと上げてくれるお洒落なオイルランタン「マイナーズランプ」。
明るさはなく、少し面倒なところもありますが、マイナーズランプの灯りに癒されながら過ごす夜は格別です。
デザインカラーも豊富なので、所有するキャンプ道具との相性も考えながら、好みのものを選ぶことができると思います。
以上、JDバーフォード「マイナーズランプ」について、使って感じた5つの魅力と注意点・煤の落とし方の紹介でした。
夜の雰囲気を上げるおしゃれなランタンが欲しい!