我が家も虫が大嫌いで、キャンプを始める際に悩みに悩んだ「虫問題」。
ただ最近では、虫に悩まされることなく、快適にキャンプが出来るようになってきました。
今回は虫苦手ファミリーが実践する「虫除け対策の工夫」と「便利アイテム」を5つの視点で紹介したいと思います。
目次
快適なキャンプを目指して
虫除け対策
まず、我が家の虫除け対策を「5つの視点」でまとめました。
- 時期と場所選び
- 服装選び
- 香りや臭いは最小限に
- 虫の少ない空間作り
- 虫刺され後の対処

1つずつ順番に紹介していきたいと思います。
対策① 時期と場所選び
そもそも行ったキャンプ場で虫が少なければ、虫に悩まされるケースも少なく済みます。
虫の少ない「時期」と「場所」をまとめました。
- 春・秋・冬シーズン
- 開けた高原サイトや芝生サイト
- 標高1,000m以上
標高の高いキャンプ場は、「虫が多くて気温の高い夏キャンプ」にはオススメです。
虫が少ない傾向にあり、気温も下がります。
標高1,100m
標高1,200m
逆に以下のような場合では、「虫が多くなる傾向」にあります。
- 夏シーズン
- 林間サイト、近くに川や池などの水場がある
- 標高500m以下

夏の林間サイトは、暑さを凌ぐ点からはオススメ出来ますが、虫に関しては、ある程度覚悟しておく必要があります。
対策② 服装選び
キャンプ場では「肌の露出を減らす」ことが、1番の虫刺され対策になります。
服装選びのポイントも簡単にまとめました。
- 長袖、長ズボン、帽子
- 薄くて明るい色(白や黄色など)
- 足首が隠れる丈の靴下
肌の露出を減らすことを考えると、長袖・長ズボンは必須。
半袖、半ズボンの場合にはスパッツ等を利用しています。

洋服の色は、虫が寄ってきやすい「黒」や「濃い色」は避けたいところ。
髪の毛の「黒」は、帽子を被っておくことで虫対策になります。

最近では「虫を寄せ付けない洋服」(インセクトシールド加工)も出ているので、試してみる価値はありそうです。
洋服では隠せない「顔周辺」や「首回り」、「手」などは虫除けミスト。

最近では、「ディート不使用」の商品ラインナップも増えてきています。
靴下は長ズボンでもサンダルでも必須。
「足首がしっかり隠れる丈」の靴下がおすすめです。
長ズボンでも、くるぶしの辺りを結構刺されます。

想像するだけでゾッとしますが、靴を履いたとき、中に毛虫がいて刺されてしまった…
という話もよく聞きます。

靴を長時間出しっぱなしにせずに、靴を履く前には靴の中の確認も重要です。
対策③ 香りや臭いは最小限に
香りや臭いは、虫を集めてしまうので最小限に押さえておきたいところ。
香りや臭いについても、ポイントを簡単にまとめました。
- 整髪料は控えめに
- 香水も控えめに
- ゴミはしっかり管理

結構忘れがちなポイントですが、整髪料や香水等にも気を使いたいところ。
ゴミの「臭い」も虫が大集合してしまう大きな原因の1つ。
テント空間には、ゴミを溜め込み過ぎないようにしておく必要があります。


ゴミを放置しておくと、虫に加えて獣もやってくるので要注意…
「蓋付き」のゴミ箱であれば、多少は臭い漏れも抑えることが出来るかもしれません。
逆に香りで「虫を寄せ付けない」アイテムも色々と販売されていて、我が家でも「虫除けシール」や「アロマキャンドル」など色々試しています。
「香Ring」は、可愛らしいデザインで子供たちのお気に入り。

対策④ 虫の少ない空間作り
虫を減らして、ゆっくり寛ぐ空間を作るために出来ることをまとめました。
- 全面メッシュ
- ランタンの設置場所
- 蚊取り線香、おにやんま君

1番効果的なのは全面メッシュ。
メッシュ付きのスクリーンタープや2ルームテントであれば、開放的な雰囲気も楽しみつつ、閉め切って虫の侵入を最小限にすることが出来ます。

ツールームテント
メッシュ付きタープ
寝室は最重要エリア
特に寝室(インナーテントなど)の開け閉めは寝る直前まで厳禁。


放っておくと、子供たちが好き勝手に遊びまくるので、厳重注意しておく必要があります。
虫が侵入してしまった場合には、「アースおすだけノーマット プロプレミアム」。


これ無しでは夏キャンプは考えられない!というほど、我が家では必須アイテムになっています。
「寝る前のテント内」、チェックアウトで車に「乗り込む前の車内」に、1プッシュがオススメです。
更に寝室(インナーテント)に「モスキーランタン」を吊るしておけば、安心して一晩を過ごすことが出来ます。

普通にランタンとしても活躍してくれるのですが、青い光に虫が引き寄せられ、電気ショックで虫を撃退してくれる機能を備えています。

ランタン設置場所
「ランタンの設置場所」も虫の少ない空間を作る上で重要なポイント。
虫は明るい場所に集まるので、1番明るいメインランタンは少し離れた場所に設置。

リビングスペースでは落ち着いた明かりのランタンを使用することで、寛ぐエリアの虫を減らすことが出来ます。
アンバーグローブの装着も効果的。

「虫の寄りにくいランタン」という名前のランタンもあるので、これをリビングスペースで使うのもアリです。

虫が集まりにくいオレンジ色のランタンで、青白い光に比べて雰囲気も良いランタンだと思います。
蚊取り線香
蚊取り線香も色々な種類がありますが、おすすめは「パワー森林香」。
農作業をされる方からも支持されている虫除け線香で、現在はキャンパーにも大人気の定番商品。

一般の蚊取り線香と比べて、煙量も多く、強力です。

これをリビングスペースの両サイドに1つずつセットしておけば、風向きが変わっても、しっかりとした効果が得られます。

おにやんま君
アブや蜂にとって天敵である「おにやんま」のアクセサリー。
帽子やTシャツに付けたり、引っ掛けて吊るしておくと忌避効果があるらしい。


効き目に関しては正直分かりませんが、現在入手困難な状態になっている商品です。
釣具屋さんに売っている!との情報を聞きつけて4店舗回ってみましたが、どこも売り切れ状態。
定期的に見ているとネットに在庫があったので、ネットで購入しました。
対策⑤ 虫刺され後の対処
虫に刺された場合には、重症化しないように適切な対処が必要。
揃えておきたいグッズをまとめました。
- ムヒアルファEX
- ポイズンリムーバー
- 塩
ムヒアルファEX
虫刺されには「ムヒアルファEX」がオススメ。
少量のステロイドが入っているので、ブヨにも効果が期待できます。

ポイズンリムーバー
ブヨやハチに刺されたときの応急処置は「ポイズンリムーバー」。
早めに毒を吸い出すことで、症状の重症化を回避。


頻繁に出番があるものではありませんが、お守り代わりに持っておくと安心です。
ヤマビルには塩
ヤマビルが多いキャンプ場に行く場合は、塩も持参しておくと良いと思います。
我が家の場合には、妻が1度やられたことがあるので、その後は必須アイテムになっています。

最後に
紹介した虫除け対策のポイントをまとめました。
虫対策 | ポイント |
---|---|
①時期と場所選び | 春・秋・冬シーズン 開けた高原サイトや芝生サイト 標高1,000m以上 |
②服装選び | 長袖、長ズボン、帽子 薄くて明るい色(白や黄色など) 足首が隠れる丈の靴下 |
③香りや臭いは最小限に | 整髪料は控えめに 香水も控えめに ゴミはしっかり管理 |
④虫の少ない空間作り | 全面メッシュ ランタンの設置場所 蚊取り線香、おにやんま君 |
⑤虫刺され後の対処 | ムヒアルファEX ポイズンリムーバー 塩 |
これといって特別に対策をしていることはありませんが、1つ1つの積み重ねが強力な虫除け対策となり、快適なキャンプにつながるのではないかと思っています。
以上、虫苦手ファミリーが実践する「虫除け対策の工夫」と「便利アイテム」を5つの視点で紹介しました。
キャンプには行ってみたいけど、虫がイヤだ…